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今思えば。。。。 [家族]

母方の亡き祖父は外科医だった。
今は交通の便が良くなったので大きな街に出るにも楽になったが昔は
大変だった為、無医村に医者の家という状況だったらしい。
まだ、母屋で診療していたころ、木造の家屋だったのに母屋に
レントゲン室があったしふすま1枚隔てただけの待合室と診療室
滅多にお目にかかれない環境だった。
その後、診療は別棟に移ったのだけどここからが今思えば謎なこと。
小学生の頃私は夏休みが始まるとすぐに母の実家に夏休みが終わる
3日くらい前に帰宅するまでずっといたのだが、小学生だったある日、
手術室の扉&窓全開で盲腸の手術を2日連続で廊下から眺めていた私って・・・
というか手術室全開で衛生面いいのか?と今になって思う。まぁ、夏で
手術室に冷房がなかったからなんだろうけど。。。。。
そして、また他の日は祖父が錐を砥ぎ針金を磨いていてなにしているんだろう?と
思ったらその日は腕の骨折の手術の日だったことがある。
外科医は関係ないけど昼寝から覚めたら腕に注射の痕があったこともあった。
祖父の家はある種のパラレルワールドのようなところだった。
しかし、注射されて目が覚めないという私自身もおかしいかも。。。。
外孫だったけど何してもそんなに怒られなかったので薬局で好き勝手に
(但し、勤めていた看護婦さん達は使っていいものだけ渡していたのでしょうが)
薬を薬ばちに入れすりこぎですり、梱包までしていたけど本物の薬で遊んで
何故怒られなかったんだろう??????(祖父は怒るととっても怖い人でした)
なんせ、お客様が来ている時にたまたま手術が入って隣棟なのに窓全開
だから手術しながら怒っているのが丸聞こえで祖母が肩すくめたこともあった
のも遠い夏の日の祖父の思い出だったりする。


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